COVID-19感染症に関する胎児心エコーマニュアル
日本胎児心臓病学会
会員各位
COVID-19による緊急事態宣言が宣言され1か月が経過しましたが、先日、1か月の延長が決まりました。
皆様におかれましてはウイルスの対応に日々ご活躍のことと存じます。
このウイルスとの戦いは長期戦が想定され、今後も2次、3次の感染拡大に備える必要があります。
胎児心エコー検査は密室で行われる検査であり、クラスターの原因にもなる恐れがあります。
感染の拡大を防ぎ、医療従事者の安全を守るためにも胎児心エコー検査のあり方を考える必要があります。
特に感染流行地域では、リスクを層別化して不急の胎児心エコーを減らすこと、
感染の疑いの少ない妊婦には標準防護策を、感染や感染疑いのある妊婦には
飛沫感染防護策を徹底することが重要と思われます。
当学会では、COVID-19感染症に関する日本心エコー図学会の提言(日本心エコー図学会のHpにリンクします)と、
ASEの提言にベースに静岡県立こども病院の新居正基先生に作成頂いた胎児心エコーマニュアルを掲載いたします。
感染拡大時の各施設における胎児心エコー検査の参考にしていただければと思います。
令和2年5月7日
日本胎児心臓病学会
理事長 稲村 昇
———————————————————————————
1. 日本心エコー図学会のHPに、新型コロナウイルス感染症に関する学会からの提言、
小児、胎児、先天性心疾患に対する心エコー検査従事者のための声明が発表されております。
■小児、胎児、先天性心疾患患者に対する心エコー検査従事者のための声明 [英語版]
■小児、胎児、先天性心疾患患者に対する心エコー検査従事者のための声明 [日本語版]
※当学会では、日本心エコー図学会の許諾を得て、リンクしております。
2. COVID-19流行時の胎児心エコーマニュアルを掲載します。
「胎児心エコーマニュアル」(PDF)
※静岡県立こども病院 新居正基先生がASEの提言に基づき、作成されました。