会長挨拶

一般社団法人日本胎児心臓病学会
第28回学術集会
会長 瀧聞 浄宏長野県立こども病院
循環器小児科部長
移行期医療支援センター長

一般社団法人日本胎児心臓病学会第28回学術集会の会長を務めさせて頂く事となりました長野県立こども病院の瀧聞浄宏です。会期は2022年2月18日(金曜日)、19日(土曜日)の2日間、会場は、長野県松本市のホテルブエナビスタを予定しております。

今回のメインテーマは、「Save the next generation! Raise the next generation! 未来のこどもたち そして 未来の医療者のために」といたしました。今後、日本でも進んでいくであろう種々の胎児治療、または胎児診断に基づく重症心疾患治療について、未来を担う先天性心疾患をもつこどもたちの救命のために、どのように詳細診断をし、予後に繋げてゆくか、そして、今や胎児診療に欠くべからざるものとなったチーム医療、多職種連携において、すべての分野の医療者がその技量や思いを次世代の医療者にどのように繋げてゆくか、その2つのテーマについて皆さんに多くのご意見をいただければ幸いです。

新型コロナウィルスに関しまして、感染状況、ワクチン接種の進行状況などいろいろと不明瞭な点がございますが、できるかぎり現地開催を目指してゆきたいと存じます。一方で、この1年間でWEB開催の学会の便利さも皆さんが実感なさったことと思います。学術集会終了後には、オンデマンドの開催も行いたいと思いますので、当日参加できなかった方々にも、ぜひ、御参加いただきたいと思います。

日本の胎児心臓病学の進歩は、めざましく、この学会を立ち上げ、育てていただいた里見先生を始め、諸先輩方のたゆまぬ努力の賜物であると思います。胎児、家族の幸福のため、この学術集会がその進歩の一助になれば幸いです。

会場のある松本市は、国宝松本城、白馬、八方などのスキー場、浅間温泉など観光も堪能できます。ぜひお誘い合わせの上、お越しください。

2021年3月 吉日